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マックィーンの絶対の危機(ピンチ)の一人旅のレビュー・感想・評価

3.0
アーヴィン・ショーテス・イヤワース・Jr監督作。

本作制作から30年後の1988年にはリメイク版『ブロブ/宇宙からの不明物体』も制作されたSFホラーの佳作で、スティーヴ・マックィーンの記念すべき映画初主演作です。

アメリカ郊外の田舎町を舞台に、突如として町に飛来した隕石から出現したアメーバ状の地球外生命体がもたらす恐怖を描いた往年のSFホラーです。マックィーン扮する町の青年とその恋人を中心にして、人間を喰らい尽くす地球外生命体の脅威に立ち向かう住民たちの戦いを活写します。

古臭さは否めないSFホラーですが、人間を次々呑み込んで巨大化していく生命体の粘質な造形と不気味な挙動がリアルに作り込まれていますし、生命体の存在を信じない人々の悠長な対応とは対照的に、一人危機感をもって事態解決に奔走する青年の勇姿が真に迫る佳作SFです。
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