先月のトークショー付きシークレット試写会に同伴させて頂きました!
ありがとうございます🙏
今年秋公開のアクション映画ってことで、ジョン・ウィックじゃないかって噂もチラホラあったのですが、まさかのSISUでした!
個人的に最も自分好みなのがトロント国際映画祭ミッドナイトマッドネス部門。
2022年には「オオカミ狩り」「パール」「V/H/S 99」などと一緒に上映されていたのがこの作品。
めちゃくちゃ気になってたので嬉しかった!
時は第二次世界大戦末期。
フィンランドのラップランドで金塊を掘り当てたおじいちゃんがナチスに目を付けられてしまう。
そのおじいちゃんの正体がとんでもない男だった!というシンプルなストーリー。
無双するのかと思いきや、結構ズタボロにやられてしまったりもする。
そしてタイトル通り、不死身の杉本の如く何度も甦りナチスどもを追い詰める。
リベンジアクションはこういうのでいいんだよ!というシンプルさ。
ムカつく野郎どもを次々に血祭りに上げていく爽快感!
しかも殺し方が結構バラエティに富んでて、銃はもちろんのこと、ナイフでグッサリとか、人体爆散させたりとか飽きない。
おそらくハリウッドなどに比べて予算はそこまで高くないと思われるけど、映像も申し分ないくらいしっかり。
ラストは結構なド派手さでテンションあがりました!
今回の敵ボスを演じるのはアクセル・ヘニー。
この人、ベン・フォスターと並んで静の中に闇と狂気を感じさせる役者なので、この役にうってつけでした。
トークショーではフィンランド人の強さに対する言及がありましたが、確かにフィンランドは冬戦争と継続戦争、続くラップランド戦争でも勇猛果敢に戦い、独立を維持した国。
ちなみに継続戦争は「劇場版ガールズアンドパンツァー」に出てくる継続高校の元ネタ。
継続高校のファンがフィンランドの戦車博物館まで行ったり、博物館改修のクラウドファンディングで日本人も多数寄付したことから、水島監督がフィンランド大使館から取材受けたってエピソード好き☺️
話は逸れたけど「アンノウン・ソルジャー」「ラストウォー1944 独ソ・フィンランド戦線」を観ると、確かに小国でありながらドイツ・ソ連と渡り合ったのは凄いし、フィンランド人自身も誇りに思ってることが伺える。
あと、トークショーではナチスに捕虜になってた女性たちの描写についても。
昨今のポリコレ的な意味合いでわざわざ入れ込んだのではなく、元々フィンランドでは男女ともに活躍するのが当たり前の描写なんだとか。
あの辺はタランティーノの「デス・プルーフ」を彷彿とさせるくらいに自然な流れだったので、なるほど!と納得。
あと撮影した場所について。
監督たっての希望で実際のラップランドで撮影を敢行。
しかしラップランドは年がら年中、雨風や雪が吹きすさぶ極寒の地なんだとか。
でも撮影の時だけそれが止んだとのことで、映画でもその静寂を感じられるシーンを教えて頂いた。
これは劇場公開されたらもう一度観に行きたいと思う作品でした。