「舐めてた相手が実は〜」系映画にまだ引き出しがあったのかと感動。
このジャンルでハードボイルドは難しいと思ってたけれどまさかのダークホース。
何か特異なアクション演出があるわけではないですが、ひたすらストイックに戦闘を積み上げていくという点で、『ザ・レイド』『プレデター』等の名作アクション群に比肩してます!
兎にも角にも主人公・アアタミ爺さんが白眉で、ナチスに捕虜にされた女性達を救出するも(『マッドマックス怒りのデスロード』要素も好感触!)何か正義感がある人物でもなく、あくまで自身の道と平穏を邪魔されたくない個人主義的なキャラクター造形に痺れる。
コンパクトな規模感ですが役者陣への汚しと衣装も丁寧、何より空中や飛行機のVFXが予想以上のクオリティで、『トップガン マーヴェリック』が絶対的な基準・壁となってしまっていても問題なし!
最後のチャプター名は流石に耐えられませんでした(笑)