見逃してたのですがアマプラに入ったので早速鑑賞しました。公開時の前評判では「北欧版RRR」とのことで期待していましたが、そういう感じでは全然なかったですねえ。映画全体がストイックな味わいで、RRRのような楽しげな感じが一切ありませんでした。暴力描写は過激ですがドラマが殆ど無い（良くも悪くも）「振り切った」映画でした。
オハナシはWW2終戦間近の1944年、フィンランドで金鉱堀りの伝説の特殊工作員が、金を奪おうとしたドイツ軍一小隊に復讐し全滅させる、というもの。
主人公の無双ぶりを楽しむ映画、という意味では昨日見た「犯罪都市 NO WAY OUT」と同じですが、主人公がラストを除き一切話さないので観客が主人公に感情移入できず、いまいち乗れません。
話の展開が「主人公の老人がどんなに痛めつけられても、絶対にメゲないで立ち向かっていく」パターンの繰り返しだし、全体的にセリフが少な目で「静かな戦場」の場面が多くて、ドラマ的な起伏や盛り上がりに欠けていたように思います。そのため、見終わってもあまりスカッとしませんでした。
それにアクション映画なのに可愛がってる愛犬を戦場に置いてきぼりにするの、今どきの映画ではダメでしょ。。。
