このレビューはネタバレを含みます
じわじわ迫ってくる、アルツハイマーの進行やその影響がリアルだった。特にかつての不倫相手にそのときと同じように楽しげに絡む様子は胸が痛かった。容赦ない……。
死ぬとか助かるとかそういうハッキリしたエンドではなく、なんどでも君と恋に落ちるよ、という感じ。そのときの夕日といい余韻が続く。
どうでもいいけど演出が癖。ガラスをたたきつけ血まみれになった手とかそれを白いワンピで拭う様子とか引き止められて破られたシャツとか。あと序盤のチョルスの行動がいちいちイケメン。建築現場の武骨な感じと相まってよい。