ルサチマ

祖国の人々のルサチマのレビュー・感想・評価

祖国の人々(1915年製作の映画)
4.1
映画としてはそこまでだったのだが、貴重な偉人たちを収めたドキュメンタリーとして楽しんだ。終盤、リュウマチにより手を固定しながら絵を描き続けるオーギュスト・ルノワールと、彼のパレットに絵の具を出す10代?(制作年的に二十歳の可能性もあるか)のジャン・ルノワールが見れて感動。その後高値のついたオーギュストの絵を売って資金調達しながら映画作家として確立していくジャンの生き様も知識として知ってはいたが、父の仕事を共に手伝うこの映画の光景があるからこそ、芸術に身を捧げた天才の家系の凄みが伝わってくる。
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