本日公休の暴走する自我のネタバレレビュー・内容・結末

人生ベスト10入り。
流血表現や心臓が止まるようなハラハラした映画が苦手だから穏やかな作品を今までたくさん観てきたけど、その中でも群を抜いて気に入る作品。穏やかだけど、平坦ではない。絶妙な温度感。
登場人物が全員魅力的だった。なんてことないよくある日常の会話、家族の関係。人と人の繋がりが美しかった。最後の散髪のシーンは先日亡くした祖父と重なりシアター内で涙が止まらなかった。切ないけどとてもあたたかいシーン。
自分の感情に正直な娘2人も良かった。それとチュアン幸せになって〜という気持ち。歳をとるということ、人とのつながり、自分の人生の信念について考えさせられる（というより考えてしまう）映画だった。