ヤベヒロシ

星くずの片隅でのヤベヒロシのレビュー・感想・評価

星くずの片隅で(2022年製作の映画)
3.8
香港のトータルテンボス大村が商うクリーニング屋に、とんでもない疫病神のシングルマザーが押しかけてくる話。

画がとんでもなく凝っていて、いちいち一画面ずつがまるで絵画、MVのように美しいので、それだけでもヒーリング効果がある。
朝焼けのビル群、夕焼けの街並み、どれをとっても目が奪われるほど美しい。

さらには、アンジェラユンがもう信じられないくらい美しく可愛いので、これも眼福の極みであり、この映画を観てよかったと、その見た目の可愛さだけで思える。

シナリオはどうかというと、これはイマイチというかかなりの胸糞展開で、アンジェラユンがクソな性格の役すぎて胸ぐら何度も掴みたくなるような感じなのだが、まあ結局助けてしまうみたいな話なのでもやもや。

主演の大村は、アンジェラユンじゃなくてぼる塾だったらあそこまで助けたか?という、あまりにアンジェラユンが可愛すぎるが故、人の優しさがテーマというより、結局ルッキズムの話にならないかなあという風に曲解したくなる。そう感じるほど奇妙で過度な優しさがテーマとして描かれている。

まあシナリオは微妙なんですが、とにかくスクリーンが美しいので、観て損したとはならないと思います。フィーリングで楽しみましょう。
ヤベヒロシ

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