かつて濡れ衣を着せられ彦根藩を追われた浪人が亡き妻の仇を討つ旅に。
因縁の仇を追い、なおかつ源兵衛から50両くすねた嫌疑を晴らす二重でストーリーが展開。武士とはいえそこまで潔白に拘るか......と思ったけど江戸と令和じゃ人を疑うことの意味がまるで違うか。加えて命の重さの違いも割とハッキリ。
シンプルな勧善懲悪で変に複雑さがなくて楽しめた。萬屋の絡みは所々もはやコメディ(最初源兵衛を見てコイツが悪役か！と思ったけど何とも憎めないキャラだった)
影とかカメラワークとか諸々の画がとにかく良かった。長屋での画面後方から光が差し込む画が印象的。良い感じに汚しが入って衣装もかっこいい。主演の草彅剛もお絹役の清原果耶も演技が良かった。
世の中姑息が悪、正直が善とそう簡単に白黒つけられないそうで。
