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碁盤斬りのdozenのレビュー・感想・評価

碁盤斬り(2024年製作の映画)
4.2
濃い光と影にうつしだされる登場人物たちを見ているだけでも惚れ惚れする映画でした
なんてことのない日常から、いっきにいろいろと同時におこって、だけどちゃんと終わる
始まった映画がちゃんと終わる、当たり前だけど気持ちいい

清く正しくあろうとする主人公に対する意識無意識両方の悪意、怒ることに対しても正しく怒るいびつさがたまらない
その果てに主人公が行き着く先もまたよし

ただ個人的に主人公の怒りが頭では理解できたけど、心では分かることができなかった
ここら辺は人それぞれの感じ方の問題だろうけど、頭でも心でもあの怒りが理解できない人が観たら、この映画はどう目に映るのか気になる
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