いかえもん

碁盤斬りのいかえもんのレビュー・感想・評価

碁盤斬り(2024年製作の映画)
3.6
草薙くんがそんなに好きではないので、後回しにしてたのだけど、ついに観ました。
柳田格之進って落語で聞いたことあるなぁと思って、後でウィキで調べたらもともと落語の人情噺が原作なのね。ということは柳田格之進って架空の人物か。

お話は面白かったけど、ちょいちょいツッコミたくなるところがあったなあ。特に最後のね、最後の一太刀があんまりにもなんていうか、なんだろう、決まりすぎて逆にダサいというか、私はいまいちだったなぁ。ちょっと笑ってしまったわ。そして、斎藤工は杖ついて歩いてるはずなのに、普通に歩けてますやん!!!ってなったのもなんかなぁだった。それと萬屋源兵衛のお店の人たちの報連相がなってなくて、よくそんなんで商売やっていけてるな!と言いたくなった。落語の場合、笑いも含めてお話が進むので、そこはマヌケな番頭とかで済ませられるかもなんだけど、映画でしかも一応シリアス設定となると、そこのマヌケ具合が足を引っ張ってしまって、そんなわけないだろ!と言いたくなってしまってどうかなぁと思った。遊郭の提灯がいっぺんに灯るのも、まあお絹ちゃんがそこに行ってしまうことの象徴的なシーンではあるんだけど、やりすぎ感があったり、遠くに見える遊郭の明かりも電車か?!と思ったほど明るくて、そんなもんなんかねぇ。