ヤベヒロシ

ヴァチカンのエクソシストのヤベヒロシのレビュー・感想・評価

ヴァチカンのエクソシスト(2023年製作の映画)
3.8
ヴァチカンにいた実際のエクソシストの悪魔祓いの話。
正直B級まるだし映画なのに、悔しいけどかなり面白かった。

何よりひとつ良かったのは、主人公が現実主義者であって世の中の相談の98%はただの精神疾患系と切り捨てる点が好感がもてて、その極めて稀な2%部分に対して除霊をするというスタンスがいい。(その2パーセントさえまやかしだろうけれども。)

後半若干中だるみするところあって、いやいや相談者がやばい状態なんだからのんびり油売ってないで早く除霊しにいけよと思うようなところはあるが、

便利すぎる十字架が強すぎて笑えたり、砂糖は悪魔だからとらないってドヤるわりにだるだるの身体なのが笑えたり、悪魔のまがまがしさもなかなかの迫力だったり、

普段ホラー系映画に感じる非現実ゆえのバカバカしさも、ある意味全部タガが振り切れていて、逆にプラスにみられる良映画。
というか、ホラー映画というよりかは幽霊がテーマのアクションのジャンルになるのかもしれない。「幽霊版ミッションインポッシブル」的な。

思ってもみなかったですが、結構おすすめです。
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