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ヴァチカンのエクソシストのmitoのレビュー・感想・評価

ヴァチカンのエクソシスト(2023年製作の映画)
3.8
2023年80本目。
ラッセル・クロウ主演、ヴァチカンに仕える主任祓魔師であるアモルトが教皇からの依頼で訪れた修道院。そこはかつてカトリック教会が隠蔽した過去と、想像を超える悪が眠る地であった。

全日好きで日本語を嗜んでいるプロデューサーが感想に逐次反応してくれる、というとんでもないサービスでも話題となった本作。
口コミも上々で期待値を上げつつ、ようやく鑑賞。

前情報通り、冒頭、原チャリで颯爽と現れるラッセル・クロウ演じるアモント。
ラッセル・クロウのフォルムも相まって妙にマッチしていて、原チャリ移動シーンだけでご飯何杯でもイケる。

修道院到着後、バディとなるトマース神父が合流。
悪魔によって自身の弱みを露呈する2人、意外に聖職者である前に活気溢れる男児だったトマースには少し笑ってしまったが、そんなエピソードにもしっかりと信仰を感じさせるケアがあるのも良い。
やがて来たる最終決戦の前に互いに懺悔をし合うなど、連携もバッチリ。

エクソシストものの恒例行事、悪魔の名前を探る作業がしっかりミステリー、サスペンス感を出しているのもプラス評価。ホラーとミステリーって親和性あるよな。
そこに修道院の暗い過去要素が相まって良い感じなダークさも滲み出ていて、ジャンル映画としてのお膳立てもバッチリ。

そして、最終決戦。
2人で協力した総力戦と最後までジャンル映画として大満足の出来。

続編を熱望する感想が多かったのも納得だが、作品自体が続編を狙った終わり方だったのは笑った。完全にビギニングの様相だったし、自分も続編が出たら観たい派の1人。
まあ、あと199作は作れる筈だからな(笑)
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