こばまさ

ヴァチカンのエクソシストのこばまさのレビュー・感想・評価

ヴァチカンのエクソシスト(2023年製作の映画)
3.8
久しぶりのアマプラありがとうの回。
公開時から話題になってたし、気になっていた作品なので速攻で観た!
果たして、ラッセル熊郎さんの体型は如何に!?
それでは、十字架を握りしめていってみよう。


-1987年7月、サン・セバスチャン修道院
アモルト神父(ラッセル・クロウ)はローマ教皇から直接依頼を受け、憑依されたある少年の悪魔祓いに向かう。
変わり果てた姿の少年と対峙したアモルトは、その様子から悪魔の仕業と確信し、若き相棒のトマース神父(ダニエル・ソヴァット)と共に本格的な調査に乗り出す。
やがて、中世ヨーロッパで行われていた宗教裁判の記録と、修道院の地下に眠る邪悪な魂の存在に辿り着く-

“今日もベスパで現地に直行♪🛵💨”


これは傑作でしょ!!
こんなに面白いなら早く観るべきだった。
終始画面が暗いので、これは劇場案件でしたね。

もうね、「これが正解だ!」「これがエクソシストだ!」って言われてる様で、最初から最後までちゃんとしてる。
そう、これは元祖『エクソシスト』へのリスペクトを込めた上で、更に高いレベルのエンタメをぶち込んだ作品なのだ!


冒頭の掴み(悪魔祓い)から、メインとなる悪魔祓いへの流れ。
教皇の存在とアドバイス、全然頼りにならない相棒のトマース神父。
取り憑かれた少年の家族には、母親と姉。
その設定を全て活かしながら、ベスパで移動する緩急も含め、この作品はスキがない。

『アオラレ』よりはひと回り小さくなったように見えたラッセル・クロウ。
神父役も違和感なく、場面に合わせて色んな言語を喋る姿に少し感動。
でも、この役、なんでラッセル・クロウなの?

そんな疑問を吹き飛ばすかの如く、後半の展開は、もはやアクション映画!
だからラッセル・クロウなのか…と腑に落ちるどころか、ラッセル・クロウだからここまで見応えが増したんだと。

他にも、あれだけ頼りなかったトマース神父の成長や、少年のお姉ちゃんの急なスパイダーウォークなど、オマージュというリスペクトが随所に散りばめられてます。


いやー、ほんと面白かった!
まさかの実在する神父の話というオチまで含めて、これはシリーズ化を希望。
日本の和尚みたいにどの現場にも原付で現れ、熊みたいな神父がアクションを交えながら悪魔祓いをする。
そしてちゃんと、相棒が成長していくバディもの。

絶対売れる(観たい!


ラストのラッセル・クロウの表情は、何を示唆していたのか。
こばまさ

こばまさ