生涯で数万回の悪魔払いを行ったという実在のエクソシストの回顧録を映画にしたらしい。
超自然的も通り越してストレートなオカルト。演出も展開も何処かで見たことがあるような、この手の作品のあるあるを詰め合わせたかのようなオカルトホラー。ホラー要素も焼き回し感、既視感満載なので怖いとかはほぼない。
映画としては短めの90分、そのたった90分がそこそこの苦痛に感じ、ラッセルクロウの無駄使いとさえ感じた。
内容も教皇庁やらバチカンやらの陰謀など大きな展開があるのかと思いきや、冗長な宗教的背景を匂わすだけ。深いようで全然そうでもない、それっぽさと勢いでつっぱしるタイプの作品。