もやし

法廷遊戯のもやしのレビュー・感想・評価

法廷遊戯(2023年製作の映画)
5.0
本当は正欲が見たかったのですが時間が合わなくてまあまあ興味があったこの作品を。(知らんがな笑)

いやー。楽しかった。狂気と感動の同居みたいな?

法廷遊戯ってキャッチーなタイトルだと思って付けたんだと思うんだけど、この作品のメッセージの重さからするとすごくミスマッチに聞こえる。


まあ最初は本当に遊戯だったんですよ。ロースクール内で唯一すでに司法試験に受かっている男(北村匠海)が判事になって原告被告証人を立てて実際にあった出来事を模擬裁判するというもの。
これが本当に浅くてつまらなくて。こんなの続いたらやってらんねえなと思ってたらいきなり2年後。永瀬廉と杉咲花も司法試験に受かり、二人とも弁護士かな?になって北村匠海は大学に残って研究を。


そして永瀬廉は久しぶりに北村匠海から連絡を受け、最後の遊戯をやらないかということで行くことに。
集合場所に行くと、ナイフを突き立てられて死んでる北村匠海と、服が血だらけの杉咲花が突っ立っていた。そして杉咲花が一言。「私を弁護して。」


何と言うか、どんでん返しとは違うような、細かい返しの連続で最終的には巨大なメッセージがドーンみたいな感じ?笑
ああ、そういうことね。ああ、そういうことね。ああ、そういうことね。の連続。展開も全体的に重く、そして情緒的。そしてもちろん魅力的。


まあ詳細言っても何の意味もないから書かないけど、最終的には現状の法律に一石を投じるというあり得ないぐらい挑戦的なことをやっていて、この原作者さんは本当に頭が良いんだなと。思いました。


あんまり関係ないけど、最後の永瀬廉の台詞の後すぐにキンプリの歌に突入。台詞と歌の歌詞がキンプリの現状をとてもぴったり表現していて、これはキンプリ映画かな?と思うほどでした笑 ファンは間違いなく号泣ですね。
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