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法廷遊戯のsbchlcflttのネタバレレビュー・内容・結末

法廷遊戯(2023年製作の映画)
3.5

このレビューはネタバレを含みます

アイドル映画なのに泣いてしまった。むしろアイドルらしかったのはあのメガネどんぐり清義(永瀬廉)がイケメン久我先生(永瀬廉)に成長したこととエンディングの曲くらい。いや、あの曲も歌詞とストーリーがリンクしてて歌声がかわいすぎる点を除けば大分切なかった。

こども清義が違和感なかった。

学生の無辜(むこ)ゲームだののノリは大嫌い(あのドンドンパンはなんやねん)なのでシラケていたがそこはメインじゃなかった。

美鈴(杉咲花)の笑いが異様であればあるほど負った傷が大きかったのかと思うと悲しかった。こういう時子供は無力だ。何をしても清義だけは守りたいと思う気持ちはわかる。だからって他人を巻き込んではいけないのであってそれは清義も同じ。「暴力はいけない」と言った弁護士さんの言う通り。清義は罪を受け止めた。けどそんな道徳観も美鈴にとっては上辺だけに見える意味がないものだったのかも。清義と道を分けた時のあの叫びは辛かった。まさに絶叫。素晴らしい演技だったので口紅はいらなかったなぁ。ディベート負けない!待てよ!のシーンの美鈴の緊張感。

馨(北村拓海)も傷を負ったまま青春のほとんどを過ごして、報われたかはわからないけど本当にかわいそうだった。

おまけ
私の長年の夢はがんばる若者をぶっきらぼうに応援するちょっとパンクな感じのおばあちゃんになることなので、あの下宿屋のおばちゃんはまさにドンピシャで自分のロールモデルのようだった。
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