honba

ラスト・キングダム 死すべき7人の王のhonbaのネタバレレビュー・内容・結末

4.3

このレビューはネタバレを含みます

3週間ぐらいかけてシリーズ全話と映画版を見終えて、只今ロス真っ最中。

まず、ゲーム・オブ・スローンズとヴァイキングを比較にされている方が多く見られるんですが、ゲーム〜はファンタジー要素が強いのに対して、こちらはあくまで人間のみしか出てこないので(呪いとか、預言者は出てくるけど)、私はラストキングダムの方が好みでした。
ヴァイキングは未視聴(この後見るか、もう1回ラストキングダム見るか迷い中)。見るのが楽しみ!

似てるなと思ったのが、ピーキーブラインダーズ。主人公はまっすぐ目的に向かっているんだけども、最初は周りが信用してくれなかったり(ラストキングダム)、周りに足引っ張られたり(ピーキー)で、なかなか思うように進まないけど、最後は主人公の知力と体力とカリスマ性、そして何だかんだ頼りになる仲間や家族に助けられて勝利!みたいな流れ。
でも、その人死んじゃうのーーーみたいなこともあったり、結構厳しい現実もあって、完全なハッピーエンドにはならず、みたいな、イギリスのドラマの流れ。あぁ大好き!
ピーキーもラストキングダムも、もっと日本で人気出たらいいのに…

シリーズと映画版を通して、ずっとキリスト教(カトリック)翻弄され、サクソンとデーンで彷徨う主人公うウートレッド。

キリスト教っていう宗教が、いかに影響力を持っていて、かつ日本の神道とは程遠い考え方であることを痛感した。
神道ってどちらかというとデーン人よりの宗教観なのでは。

ウートレッド、最初はそんなに思わなかったけど、シーズン3ぐらい?髪型変えた(横を全部剃った)あたりから、イケメン…!てなった。
エソフレッドと幸せになって欲しかった…。
2人の別れのシーンはほんとにほんとに綺麗で、泣けた。悲しい…。
ウートレッドの戦術、だいたい挟みうちじゃない?そろそろ敵にも戦術読まれるんじゃない?て思いながら見た。笑
あと、ウートレッド、癖のある英語やったけど、ご本人はめちゃくちゃアメリカ英語でびっくり。役に合わせて訛ってたのか。

ブリーダ。ウートレッドがブリーダを自分の片割れのように言い続けてたけど、ウートレッドがブリーダの立場(デーン側)で、ブリーダがウートレッドの立場(サクソン側)になっててもおかしくなかったし、自分のアイデンティティを認める上でも、ウートレッドはブリーダっていう存在を大事にしてたのに。のに。あんな終わり方…。
確かに途中ブリーダの狂い具合にイライラはしたけども、あの終わり方は、切ない。

フィナン、シトリック、ベオッカ、ピヨリング、ヒルドあたりの安心感。みんないてくれてありがとう。

映画版で、娘のスティオラ、息子のウートレッド、仲間のイーディス(めっちゃ美人…!)、アルフレッド王の王妃がどうなったかまったく触れられてなかったのは残念…。
やっぱ2時間じゃ短いよぉ。もっと見たいけど、ウートレッドの年齢考えると(役だと50代になってもおかしくないのでは?)、現在のキャストでは難しいのかも。

余談ですが、アルフレッド王の王妃役のインスタ見たら、めちゃくちゃ陽気&かわいい!
役の印象と全然違う!
ラストキングダムの撮影中の写真や、他のキャストとのプライベートな写真もいっぱいあるので、興味ある方はぜひ。


歴史から消えた、無名の英雄たちに乾杯!
honba

honba