honba

エルヴィスのhonbaのネタバレレビュー・内容・結末

エルヴィス(2022年製作の映画)
4.2

このレビューはネタバレを含みます

2005年のエルヴィス(TV版)を見て以来、エルヴィスのファンで、今回のバズ・ラーマン版は半分楽しみに、半分はTV版でエルヴィスを演じたジョナサン・リース・マイヤーズを超えるのかドキドキしながら見に行きました。

結論は、バズ・ラーマン版も素晴らしかった。
オースティン・バトラー、最後のコンサートシーンは「ん?これエルヴィス本人?オースティン?」てなるくらい似ていた。
TV版はエルヴィスがTVのライブで復活するシーンで終わってて、わりとハッピーエンドなんですが、バズ・ラーマン版はエルヴィスの最後まで描かれていて、その分演技の幅が(体の大きさも)あったと思うけど、晩年の孤独さもしっかり演じていたと思う。
今作をきっかけに出演も増えるだろうから、これからがほんとに楽しみ。

やっぱりバズ・ラーマン、ド派手。
実際にはエルヴィスと大佐はサーカスで出会ってないらしいんだけども、大佐がサーカスで働いてたという事実があればそこにエルヴィス登場させたくなるよね。バズ・ラーマン、サーカス大好きでしょうし。

あとは流石、音楽が素晴らしかったーーー。
エルヴィスの楽曲や、エルヴィスが好きな南部の音楽ももちろんよかったけど、現代の曲もよかった。
ブリトニー・スピアーズのToxicのPVがパロディ?が出てきたシーンにはにんまり笑ってしまった。ありがとう。ブリトニー大好き。

あとはエンドロールのエミネム。エルヴィスと同様、貧困家庭に生まれて、母親はいわゆる毒親、父親には頼れない(エミネムの場合、父親不在)、白人でありながら黒人に囲まれて育ち、黒人文化の影響を大いにうける。
エミネムはエルヴィスをおちょくったPV作ったこともあったけど(without meだったかな)、エンドロールの楽曲、The King and I からはエルヴィスへのリスペクトがしっかりあった。

イタリアのmåneskinのエルヴィスカバーもよかった。サマソニで聞けるかな?
こんなに充実している楽曲たちを劇場で見れて幸せ。

楽曲でいうと、大佐が”the show must go on”て言った時、ムーラン・ルージュを思い出した。こちらもにんまりしてしまいました。
honba

honba