サラリーマン岡崎

夜が明けたら、いちばんに君に会いにいくのサラリーマン岡崎のレビュー・感想・評価

3.9
最近、自分の推しがSNSで空の写真をあげるようになった。
空をSNSにあげる人を不思議に思ってたが、
推しがやるといいものだなと感じてしまうから、
自分とはかなり単純なものだ笑。

そんな「空」がテーマの映画。
私の推しであるJO1のメンバー(SNSに空の写真をあげる推しは別の人)が出演してることをモチベに観に行ったが、空というか目に見えるものに対する素敵な捉え方をくれた映画だった。

主人公の青磁はいつも空の絵を描く。
青磁がもうひとりの主人公・茜に空の素晴らしさを解くシーンがとても印象的だ。
「この世界はお前のもんだ!」と言いながら、
世界の景色の人それぞれの捉え方を解く。
その前に青磁が空を描いた絵が見せられるから、より説得力がある。
壊れた鉄柵に滴る水滴と共にグラデーションの空がが美しく描かれている。

ただ単に見ているこの世界も
見方を変えたらとても美しくなる。
当たり前のことではあるが、それを映画ならではの美しい光景で伝えてくれたことに
感謝を覚えた。

俺も空の写真、SNSにあげようかな。
いや、まだその勇気はないな。