宮藤

TALK TO ME/トーク・トゥ・ミーの宮藤のネタバレレビュー・内容・結末

5.0

このレビューはネタバレを含みます

霊能力者の手とかいう特級呪物!キッショ、ナンデモッテルンダヨ

「睡眠薬」というワードひいてはそこから派生するネガティブな行為は個人的にはすごくセンシティブなことで、劇中にて主人公のミアが父に手紙を読み聞かされた瞬間から私もミアと共に情緒が転がり落ちていってしんどかった

現実に向き合うのはやっぱつれぇわなので、酒や薬物に頼る人がいるようにミアも降霊術に縋ってしまったんだろうなぁと思っちゃったわよ(近所のおばさん感)
きっかけなんて何でも良かったのだろうが、ミアの人懐っこい/うざったい性格とこちらの1on1降霊術の相性の良さったらもう〜!
大切な人のために!やがては自分に返るはず!という空回りっぷりが、まーーお見事で…バッドエンドに向けて清々しいくらいレッツゴー
合わない人はとことん合わなさそうな主人公ではある


トリップ中のミア達を観ていてこれは馬鹿やって痛い目見るアレだなーなんて思ってたら後半は個人的なツボに刺さってかなりしんどくて良かった
疑心暗鬼になって他罰感情を持ってるときがいっちゃん正論言えてる気になるんだよね、自分を棚に上げてとにかく見ないふりができるから

そしてこれデビュー作らしいので次回作あればまた劇場で観たい( ^ν^)
宮藤

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