ノリで「#90秒憑依チャレンジ」に参加した主人公のミアちゃんの運命はいかに。
まずこの主人公のミアちゃんが主人公主人公してないのが面白い。
人気者ではないが特別暗い人でもない。
やや浮いている、ちょっと悪口言われているという絶妙な立ち位置。
憑依チャレンジのルールは簡単で謎の手を握って「トーク・トゥー・ミー」と唱える。
すると霊と会話ができる。
そして「レット・ミー・イン」と唱えると霊を憑依させることができる。
しかし90秒以内に手を離さないと大変なことになる。
思い出しながら書いていてこのルールとか「つ、つまんなそう…」と思ったのですが結構面白かったのです。
この憑依チャレンジがまぁ潔い。
謎の手を握って「トーク・トゥー・ミー」と唱えるとドゥーン！！となって霊が見える。
一発目普通に見える所は怖かった。
そして「レット・ミー・イン」を唱えて霊が自分に入るのを許可。
それもドゥーン！と憑依する。
分かりやすい。
入る時も「くわっ！」となって目玉がパキーン！
黒目がプリクラぐらいでかくなって憑依完成。
分かりやすい。
しかも尺のわりには登場人物それぞれキャラが立っていたように思う。
余計なことを極力描かないで楽しませようとする脚本と演出は見事だった。
しかし自分が観たかった悪夢のような怖さといった映画ではなかったかも。
母親まわりの所はもっといやな怖さが観たかった。
特に文句を言いたくなるようなこともなく観ている間は凄く面白いが持ち帰るものはそこまで多くなかったかも。
配信で夜お酒呑みながら観るブラムハウスのホラーとかも同じくらい面白い気がする。
