ベビーパウダー山崎

TALK TO ME/トーク・トゥ・ミーのベビーパウダー山崎のレビュー・感想・評価

3.0
幽霊や亡霊の怖さというより、ひとりの人間が、悪気なく試みたバカげた行為から追い詰められ、傷口は広がり続け、窮地に立たされる。端から「可哀想」な若者が底なし沼にずぶずぶと溺れていく状況を見続けるしかない厭な映画もしくは鬱病的なホラー。
ラストが落語みたいなきれいなオチで、俺は笑ってしまったけど、それも含めて嫌いになれない映画。アリ・アスターの影響はそれなりにありそう。