最近のロドリゲス監督は持ち味だった尖ったギャグセンスとアングラバイオレンスはどこへやら職業監督のような大衆向けエンタメ映画ばかりを作っているのであまり期待はしておりませんでしたが、今作もどちらかというとエンタメ寄りでしたね。
ただし、少しチープな感じはあるのでそこが持ち味というか何というか。
というのも、ロドリゲスって監督もやるが、編集やCGも自分でやる所に面白さがあってその中にナンセンスギャグアクションで笑かしてくれる所が好きだったのですが、アリータ辺りからめちゃくちゃ普通の映画を作り出したのでやはり若さというか、お金というか、丸くなったのでしょうね。
後半の二転三転のところはちょっと雑でしたが、ここまで何度もひっくり返されるともう何でもありやんって感じなのでどうせなら宇宙とかクリーチャーとか訳分からん幻覚とかも見せて欲しかったな。
マチェーテではらわたバンジーやった人とは思えない作風の変わり具合です。
トニースコットとかならもっとスピーディーな編集だっただろうな。
ベンアフレックは少し痩せましたね。
セットが安っぽいのはあえてなのでしょうかね。
