小枝

ドミノの小枝のレビュー・感想・評価

ドミノ(2023年製作の映画)
3.5
まあその…鏡花水月だよね…笑
「いつから鏡花水月を使っていないと錯覚していた?」が5連続くらいである映画。ややこしい。

種を明かせば(やっぱりな)と(すげえな)が入り混じった感情が押し寄せてくる。でももっとヒプノティックの技術力を見せびらかすか、もっと超常集団のように描かないとバットマンを精神世界に閉じ込めるの(無理じゃない?)が勝っちゃう。(別にバットマンじゃないのは分かってます)

ラボのような場所で奥さんと娘についての記憶改竄が明るみに出るシーンは鮮やかだったと思う。緊張感あったし分かりやすかった。でもその後のラストにかけての流れはノリで脚本書いたとしか思えない。娘の元に家族が揃ったとき母親の記憶が改竄されてるのを伝えるんだろうなと思ってたら本当にそうだったので期待を超える裏切りはなかった。伏線なしでびっくりボックス準備するなら最初から敵対組織にいた母親にギミック持たせるしか思い浮かばないので、ラストに求めていた衝撃はなかった。
小枝

小枝