"冒頭5秒、既に騙されている"
つ、つまんなかった…。
ロバート・ロドリゲス監督によると、実現するまで構想20年とのことだが、あまりにも時間かかりすぎ。
あれこれ考えている間にいろんな作品に先を越されてしまって、今となっては新鮮味もないし、なんだかクリストファー・ノーラン監督の二番煎じみたいになってしまっている。
そもそも原題の『Hypnotic』がモロネタバレなのはどうなのか？？( まだ本作を未見の方は調べない方がいいと思います)。
そもそも映画やドラマにおける"Hypnotic"って万能すぎて嫌い。そんな都合いいものじゃないでしょ本来。
あと、日本での宣伝と煽り文句が下手なのも気になるところ。このキャッチコピーでは否が応でも見る方は身構えてしまうし、期待もしてしまう。
謎解きやどんでん返しがあって全然構わないのだが、肝心のネタばらしの内容が変に小難しくてよくわからないのが痛いところ。
オチについても、あっと驚かされるというよりは、「それありなら何でもありじゃない？」と呆れてしまう感じだった。
ロバート・ロドリゲス監督って、タランティーノ監督とタッグを組んでるイメージが強くて、その頃の作品は割と好きだったんだけど、だいぶ作風変わりました！？
ただし、割と複雑な内容ながらも上映時期94分にまとめたのは良いと思う。
きっと、ノーラン監督なら倍以上になっているのは間違いない。
