抹茶マラカス

窓ぎわのトットちゃんの抹茶マラカスのレビュー・感想・評価

窓ぎわのトットちゃん(2023年製作の映画)
4.3
質の高いアニメーションに、戦争の足音のしてくる日本社会の様子を子ども視点で記した素晴らしい作品。黒柳徹子が存命のうちに彼女のナレーションで幕開けるこの作品が作られたことは日本テレビ史、日本近代芸能史において大きな収穫なのではなかろうか。
というのも、知ってはいる名著のはずだった原作を結局読まずにここまで生きてきたわけで、この映画が無ければ読まずに死んでたかもしれない訳で。名著のメディアミックスはそれだけで価値が生まれますね。
外側の価値だけでなく、イマジネーションの爆発や昭和生活史のような多彩なアニメーションが確たる信頼を寄せられるし、舞台となるトモエ学園の教育思想も非常に心地よい

名著をこの機に「窓ぎわのトットちゃん」感想
https://tea-rwb.hatenablog.com/entry/2023/12/14/123000