カシ

窓ぎわのトットちゃんのカシのレビュー・感想・評価

窓ぎわのトットちゃん(2023年製作の映画)
3.8
めちゃくちゃ良かった

ご高齢のおばあちゃんがお友達同士で来てらしたり、おばあちゃんとお母さんとお孫さんが三世代一緒に来てて「ねえこれ本当にあったお話なの?」と聞いてたり、私はボロボロ泣きながら原作愛読してたおばあちゃんの事を思い出したりしてた

トットちゃんの生活を通して静かに確実に忍び寄ってくる戦争の影、世論の操作やいらんことで注意してくる通りすがりのおじさんや警察、街を駆け抜けていくトットちゃんと変わってしまった悲壮な街の人々の風景、トモエ学園でさえも逃れられなかったこと
今この時にこの映画を見る意味を感じた

反戦教育はあらゆる面からやらなきゃいけないし、風化させず伝えるべきところは伝えるべきと思った 酷いから、辛いから、事実として認めたく無いことがあるから、グロいから、あらゆる事を理由に避けるんじゃなくて

小さい頃、今は亡きおばあちゃんが本作の原作本を勧めてくれたけど、幼かったわたしはそれを断ってしまった事を思い出して、帰宅途中に書店に寄って原作を買ってきました
今から読むねおばあちゃん
カシ

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