このレビューはネタバレを含みます
原作がわりと好きなので読み直してからの鑑賞。
短編エッセイ集みたいな原作のエピソードがうまくまとめられていた。
子役には難しいシーンも多かっただろうに子供の声が上手い。
(とはいえ最後の疎開シーンではさすがに幼く聞こえたけど)(7歳だからしょうがないけど)
泰明ちゃんのお芝居すごいよかった。
トットちゃんの両親の声は好きな俳優なのでご本人の顔がチラついてしまったが、小林先生は全然顔が出てこなくて聞けたので役所広司さんやっぱすごいなと思った。
実話であることの強さとご本人の監修・ナレーションというのが、本のイメージの答え合わせをできるような不思議な感覚だった。
(電車の教室のビジュアルとか、校舎の配置とか)
文章からふわっと想像していたよりも鮮烈にシビアな時代が描かれていた。
想像の世界が楽しくて美しい分現実がつらい…
戦争ダメ絶対。
という黒柳徹子さんのメッセージを改めて胸に刻みつけました。
あっ絵はそんなに好みじゃないです。