ぴゅう太

窓ぎわのトットちゃんのぴゅう太のレビュー・感想・評価

窓ぎわのトットちゃん(2023年製作の映画)
3.5
戦前、戦中がほぼトットちゃんの目線で描かれているので、そこから補助線を引いていろいろ解釈しなければならないという意味で、もうちょっと描写が欲しい映画。
そこを語らないことがこの作品の良いところだというのもわかるけれど。

興味が湧いたのは小林校長先生とトットちゃんの父親の人生。なぜあの時ああだったんだろうとか、このあとどうなったんだろうとか、ヒントがほしい。
多分、原作を読むのが一番なのだろうなー。

カラフルなトットちゃん周りの色彩と、だんだん彩度を無くしていく他の世界の色彩の対比も良い手法でした。