総じて 絶対にひとりで観たい映画
泣くとか泣かないとかではなくて、価値観次第でずいぶん解釈や感じることが変わる映画なので
評価とかじゃないなと思ったので星はつけない
あのね〜ほんとにね、素直過ぎたりまっすぐ過ぎたりで、生きづらさを抱えているオトナこそ観るべきだと思う
普段ぐだぐだと逆張り的な解釈を連ねてしまうのだけど、珍しく素直に、子供時代を思い出してしみじみとさせていただいた 節々で「そりゃ悲しくなるよね」と思ったり
きわめて現実的な世界で生きている自分に、子供らしくいることの素晴らしさを思い返させてくれた
あくまでも子供の視点であって細かいことをいちいち描かないやり方は結構好きだ とにかくどう感じるか、どんな意味があるか、観客に委ねられている部分が多くて、これはトモエ学園の方針にも通ずる部分だと思っている(それは考え過ぎか、、)
不思議なもので、作中あれだけ自由に遊び回っていたトットちゃんが最後にはしっかりお姉さんらしくなるもので
どんな形であれ子供を育てた経験はないのだけど、やっぱりとことん自由にやらせてみて、失敗を含むたくさんの経験を通じてこそ(社会的にそれが良い悪いとかはさておき)強い個を持った人間に育つと思っている
あとこれは自分でもびっくりしているのだけど、あのね〜なんていうか、あくまでこの作品は子供とその成長にフォーカスした話と捉えている
あまり戦争映画とか反戦映画的な見方はしていない、というかできなくて、
戦争というものが自由の象徴であるトットちゃんに相対するもののように描かれているけれど(ラスト前の街中を走り回るシーンが印象的)、現代でも何らかの形でそうしたカウンター的な刺激が子供には多かれ少なかれあるものだと思っているし、戦争があろうがなかろうがトットちゃんは自分に立ち塞がる何かを乗り越えて、黒柳徹子として育っていくのだと思う
あいみょんの曲好きだ〜
