intotheさんの映画レビュー・感想・評価

intothe

intothe

ドーナツもり(2022年製作の映画)

3.0

・ドーナツの穴に関していちいち何かを考えるほど感傷的な人間じゃないのであまり感じ入らなかった
・ショートフィルムは空いた時間にはまる短さにこそ価値がある
以上

キャラクター(2021年製作の映画)

3.4

嫉妬や羨望からくる加害願望は自覚無自覚にかかわらず あまねく人間が抱えるものだと思っている
そういう人間の深層に触れたものなのかな?とも思いつつストックホルム症候群的な要素もあるのかな 
サスペンス描
>>続きを読む

ベイビー・ドライバー(2017年製作の映画)

3.4

なーんも考えずに映画観たい日だったのですごく好都合だった
カーチェイス、逃亡劇、ガンアクション、キャッチーミュージック
こういうのでいいんだよ(こういうのがいいんだよ)

MONTEREY POP モンタレー・ポップ(2017年製作の映画)

-

普段洋楽聴かないのだけど、集団記憶なのかなんなのか(サイケ要素)、懐かしくて耳馴染みがよかったね
映画としての評価はできないけど観てよかった

新しい音楽 新しい視座との出会いだね
特にジャニスジョプ
>>続きを読む

アイズ ワイド シャット(1999年製作の映画)

3.4

キューブリックにしては超現実的なテーマ少なめでわかりやすいよな

夫婦もとい男女ってのは色んなこと隠しながらあるいは気付きながら(まさにアイズワイドシャットなのだが)
それでも信用し切れるくらい好きか
>>続きを読む

市子(2023年製作の映画)

4.0

これこそが愛だと思いたい
奇抜なテーマだけれど愛の原型を綺麗に写していると思っている

以下全然まとまらないけど鉄は熱いうちに打てで書く

メチャクチャ宮部みゆきの「火車」を彷彿させるのだけど、より恋
>>続きを読む

メメント(2000年製作の映画)

3.0

なんとなくパプリカの刑事を彷彿させる

ノーランの映画は本当に難解
※難解というか解釈の余地がありすぎて疲れてしまうのかも

ファクト至上主義への警鐘と捉えました
事実だけが信じられるというけど、その
>>続きを読む

あのこは貴族(2021年製作の映画)

3.5

家柄、結婚、出産、男女の務め
親戚一同によって無条件で示される”至上主義”の数々
呪縛が過ぎる 虫唾が走る
でもそれだけ感情が動くの、映画としては全然悪くなくてむしろ好きだ きもちわり〜と思わせてくれ
>>続きを読む

マイ・ブロークン・マリコ(2022年製作の映画)

3.1

総じて観客がトモヨになれるかどうか
試されていると感じる
トモヨと同じ気持ちになれないとこの映画に入り込むの難しいと思うの


マリコのあまりにも痛ましい人生を通じて、遠巻きに人間のどうしようもなさ、
>>続きを読む

羊たちの沈黙(1990年製作の映画)

2.8

羊とは怯えや恐れ ひいては自分自身であって 羊のエピソードを引き出すと同時にアウレリウスを引用して「本質を見よ」と諭すレクターに、主人公がある種の依存とも親愛とも付かないものを捉えたのかなとも思ったり>>続きを読む

哀れなるものたち(2023年製作の映画)

2.0

このレビューはネタバレを含みます

エマのこと好きになれないと結構しんどいと思う

成長しながら一人称で人生を選び取っていくエマという”人間”の在り方が主題だともっぱらいわれているけど、
それだけで済むならここまでサイコグロマシマシ熱烈
>>続きを読む

晩春(1949年製作の映画)

2.7

マジでわからん

様々背景はあるんだろうけど幸せになるんだよ!って押し付けみたいでなんか嫌だった
その他全体的にのっぺりして好きでない

時代背景を踏まえて寄り添えばわかる価値観や描写なんだろうけど、
>>続きを読む

アバウト・タイム 愛おしい時間について(2013年製作の映画)

3.0

なんかね
主人公が人としてそもそも出来過ぎてて、後ろ暗さや(ほんとにどうしようもないほどの)愚かさを感じないつくりだから、あんま自分の思うリアルな人間として捉えられず没入できなかった感があるな。

>>続きを読む

VORTEX ヴォルテックス(2021年製作の映画)

2.5

死をごくごく平面的に描き出すための実験と捉えた 登場人物なんやかんや全員尊敬できないところが見えているので、その点も死にまつわる単純な悲しみによって容易に感情移入させないための仕組みなんだろうと思う>>続きを読む

昭和歌謡大全集(2002年製作の映画)

3.4

なんも考えず観てもなかなか面白い

青年 - おばさんの対立はすなわち戦後 - 戦前のギャップを意味していて、その二者を繋ぐものが昭和歌謡なのかなと思ったり思わなかったり
大枠の構造はそんな感じで捉え
>>続きを読む

レザボア・ドッグス(1992年製作の映画)

3.5

タランティーノのエキスを抽出して短くまとめたらこうなるのだろうと思う
味付け薄めだけど軽くみるのには良い

窓ぎわのトットちゃん(2023年製作の映画)

-

総じて 絶対にひとりで観たい映画
泣くとか泣かないとかではなくて、価値観次第でずいぶん解釈や感じることが変わる映画なので
評価とかじゃないなと思ったので星はつけない

素直過ぎたりまっすぐ過ぎたりで、
>>続きを読む

すばらしき世界(2021年製作の映画)

3.0

このレビューはネタバレを含みます

ラストが悲しいとかやりきれないって声が多いけど、個人的には全然喪失感ない
むしろ良いタイミングだったとは思う
いっぱい優しさに触れて、社会に生きる人の汚い部分をこれ以上見ることなく、最期に真人間で終わ
>>続きを読む

PERFECT DAYS(2023年製作の映画)

3.5

2/27 追記

以下は鑑賞直後の率直なお気持ち表明ですが、巡り巡って生活のどこかで本作に憧れつつある今日この頃です 整然とした静かな日常こそが何よりの宝のような気がしてなりません ないものねだりか
>>続きを読む

行き止まりの世界に生まれて(2018年製作の映画)

3.0

このレビューはネタバレを含みます

急に全員ハッピーエンドになる感じがわからんかった
事実は小説より奇なりというやつか

キリエのうた(2023年製作の映画)

4.3

フィクションでここまで主人公に引き込まれた映画はなかなかない

物語の芯は主人公の”赦し”だと感じている。それこそが主人公の魅力の根源だと思う。けどそれがどこから生まれたのかいまいちわからない。どうし
>>続きを読む

ライ麦畑の反逆児 ひとりぼっちのサリンジャー(2017年製作の映画)

4.5

この人の人生そのものがあまりにも皮肉に見えて、それで勝手に自己投影してしまって、とにかくのめり込んでしまった。
欲を言えばもうちょっと感情が強く動くシーンが欲しかったかもしれない。

奥さんと子供のい
>>続きを読む

(2021年製作の映画)

3.7

ディープウェブ風味
「オオカミの家」の同時上映で観たのだけど、こちらも寓意画的な楽しみ方できてよかった
あと南米ってことで最近マイブームのマジックリアリズムの観点も入っててよかったな〜文化学習にもなっ
>>続きを読む

オオカミの家(2018年製作の映画)

3.4

寓意画を鑑賞する感覚 組織名を明示する言葉は出ないものの、何が何を意味しているか?考えながら曖昧な映像をなぞるのは中々面白い
子豚が結局何なのかはもうちょっと考えないとな

イエスタデイ(2019年製作の映画)

4.1

正直に生きることは本当に美しい
最後のオブラディオブラダで久しぶりに泣いちゃった 素朴な幸せがいちばん尊いのだと身体が教えてくれる

ゴッドファーザー(1972年製作の映画)

3.5

朱に交われば赤くなるとはよく言ったもので、堅気といえどファミリーのもとで昔から育てばそりゃあ才覚も育つもんだろうねと思う

ちっちゃいことだけど死ぬ人が暗い方に進んでいったり、影の使い方が印象的だった
>>続きを読む

ゴジラ-1.0(2023年製作の映画)

3.7

総評として見応えあったけど、よくない体力の使い方するので2度目はいいかな、、
出不精なのだけど頑張って映画館で観てよかったね ゴジラの恐ろしさを最大限体感するには音響が良くなきゃだめなんだろう

家族
>>続きを読む

ジョジョ・ラビット(2019年製作の映画)

1.0

子供だから〜境遇ゆえに〜の言説が人を許す理由にはならないと思っているので、必然ジョジョのこと一切好きになれなかったしメチャクチャ嫌いだし
一人称映画なのでジョジョに共感できない以上は何も楽しめなかった

>|