もやし

窓ぎわのトットちゃんのもやしのレビュー・感想・評価

窓ぎわのトットちゃん(2023年製作の映画)
4.5
黒柳徹子さんの自伝を元にした映画。

自由人で異端児すぎて通常の学校から追い出されたトットちゃん(徹子さん)が、理解ある学校に転校してからの学生活を描く。第二次世界大戦の背景もありつつ。



正直思ってしまったのは、子供達の明るいノリとか自由な教育描写が受け付けなかった……笑 俺も子供の頃はあんな感じだったっけなあ…いや、違ったな…笑

トットちゃんがそうであったように他にも変わった子が比較的多めで、どんな子でも受け入れるみたいな姿勢は一見良さそうなんだけど、正直もし俺がこの学校に入ったらものすごい孤独感に苛まれると思う…笑
この学校すら無理な人はどうするのだろう…?


小児マヒのタカアキ君が繊細で影を纏っていて、この子のおかげで何とか見られたのが正直なところ。
タカアキ君エピソードは本当に良くて、病気ものとか障がいものとかでよくある美談的なものをあまり感じさせないのに心は打たれるというあまりない感覚でした。


トットちゃんの自由人っぷりは結構好き笑 流石黒柳徹子さん笑
年齢上がるにつれ徐々に、でも確実に雰囲気変わっていく描写も絶妙だった。


ラストの、終わるとも終わらぬともわからないタイミングでの終わり方はめっちゃ好きでした。実際何も終わっちゃいないもんなーと妙に納得。
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