このレビューはネタバレを含みます
「神様に捧げるサンドウィッチ」……神様ってサンドウィッチ食べるんだ〜が最初の印象。
なんでサンドウィッチなんだろうって思ってたけどアレンジの幅が広いし(ピタ風とか)具材も自由だし、その人の好みが出やすいのかな〜。全部美味しそうだった。
自分が好きなものや、されて嬉しいことを相手にするっていうのが思いやりだと考えていて、それは神様相手でも考え方は一緒なのかな。
だからみんな自分の好きな物を作る、神様だからって宮廷料理とか高級料理に拘らず『喜んで欲しい!』って気持ちを大事にすることが重要なんだと感じました。
私ならポーク卵サンドにする。美味しいから。
料理人、農家、漁師、養蜂家…いろんな人たちの食や自然に対する姿勢が見れるのも素敵でした。
人によって感覚は違うけれど皆自然との共存や、他者を助ける気持ち(沖縄でいうゆいまーる精神)を大事にしているのがいいな〜…ほんと…
ただこのゆいまーるの感覚って田舎特有というか、田舎に必要な感覚なんですよね。というかヤンバルなどの田舎ってすぐそこに自然があって、買い物だってしにくいし、台風来たらやばいし、みたいな感じですっごい住みにくいから、周りの住民を気にして自分も気にかけてもらうっていう循環がないとめちゃくちゃ大変。
なので「田舎の人たちは優しいから助けてくれる」ではなく「手をとって助け合って行かないと暮らしていけない」が正しい感覚なんじゃないかな〜。
生きて行くのは食べることで、誰かと繋がっていること。
1人じゃ生きていけないから支え合うことが大事。
食事だって自然や動物を頂いているわけで、感謝を忘れずにフードロスを起こさないことが人間の最低限のマナーじゃないかなと思いました。
エンディングのハートランドも素敵でした。あっている。
いい映画だったな〜と数日経っても考える。
学校の家庭科の時間に流してもいいと思います。ただめちゃくちゃ腹へる。
那覇のパーキング止めたら2時間で1500円で笑いました。ガハハ