ペイン

マディのおしごと 恋の手ほどき始めますのペインのレビュー・感想・評価

4.1
かの犬チン♂️🦮映画(レッド・ロケット)の監督ショーン・ベイカーも、本作におけるR指定セックスコメディの堂々たる再構築、復活を祝福した。原題は“No Hard Feelings”(上映時間100分!気持ちいい!)。

キャメロン・ディアスがその魅力を余すことなく発揮していた90年代アメリカンコメディのような、とこんとん純正の「アメリカ映画」に徹していて好感しかない。

先日のアカデミー賞でのジェニファー・ローレンス(※以下ジェニロー)の立ち振る舞いには議論がなされて然るべきだと思うが、本作での圧倒的演技巧者っぷりをまざまざと見せつけられると頭が上がらない🙇‍♂️

ボンネットに乗り、顔を擦り付けて変顔をするジェニロー、浜辺で全裸格闘するジェニロー、催涙スプレーをかけられててんやわんやなジェニロー…その全てが全力投球(本人がプロデューサーでやりたくてやっているので周りが誰も止められない🤣)。早熟のオスカー女優は、その圧倒的な瞬発力、運動神経を見せつける。また、この映画自体も常にリズム良く運動(躍動↗️)しているので飽きない。

盟友デヴィッド・O・ラッセル監督との最後のタッグ作「JOY」を皮切りに、ややパッとしない作品選びでキャリア低迷していた気もする20代後半のジェニローだが、自社製作を始めた30代からの彼女には第2黄金期を予感させる。
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