えりんぎ

さらば、わが愛/覇王別姫 4Kのえりんぎのネタバレレビュー・内容・結末

5.0

このレビューはネタバレを含みます

言葉にできないほどの重厚で壮大なストーリーに3時間圧倒された、鑑賞後しばらく呆然としてた
ずっと気になってたけど映画館で観たいなという気持ちが強かったから、4Kのリバイバル上映に感謝です

清の宦官時代からはじまって、日本軍の侵略、内戦、文化大革命、想像できないくらい激動の時代すぎる
本作が文化大革命の批判もテーマの一つとしてあるからか、日本軍の描き方が印象的だった(反日的なものではなく淡々と、でもリスペクトする部分はしっかりと描いていた。)やっと日本軍が撤退したかと思ったらその後の出来事の方が非人道的で、自分の祖父母が実際にこの時代をすべて生きてたのかと思うと。。
文化大革命も映像は何度か見たことあったけど、ほんとうに恐ろしくて見ているのが辛かった。
規制の厳しい今の時代には作れなかった作品なのかもしれない

レスリーチャンがあまりに美しかった
化粧をしている時もしていない時も美しくて儚い。ずっと見ていたいと思った
世代的に彼の生きてる時を知らないけども、没後20年の今も人々を魅了する訳がわかった気がする
彼自身の人生と重なって(もちろんどこまでが本当かわからないけど)胸が苦しかった

ストーリーの詳細なところはどこから語ればいいかわからないから心に留めておきます
圧倒されたし何度みても新たな発見がありそうだけど、私にはあまりに重たいのでいつか観るとしても数年後になりそう
えりんぎ

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