このレビューはネタバレを含みます
3時間あっという間に感じる
蝶衣の妖艶さ儚さに魅了された
途中の弾圧された後の姿が、メイクはボロボロで憎しみに満ちた表情で決して綺麗とは言えない状態なのに、作り物みたいに美しい蝶衣から人間臭さを感じて美しかった。
正直途中まで菊仙なんやこの女と思ってたんだけど
阿片の中毒症状に苦しむ蝶衣を抱きしめたり
姫役を降ろされた？(あれどういうこと？？小四に横取りされたの？)蝶衣に羽織をかける姿から、愛を感じた。
女郎の母に捨てられた蝶衣と、子に恵まれなかった菊仙だからこそ観てるこちら側は
胸が熱くなるのかも。
時代背景的に、小樓はどうしても責めれない...
全体通して、蝶衣が小樓を愛していること
ラストの蝶衣が自刀するシーンが
直接的に表現されていないのがまたよかったと思う。
数年前に台湾で見た生の京劇忘れられないけど、この映画を観てからもう一度生で京劇見たいなと思った。
