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ミッシングのreonaのレビュー・感想・評価

ミッシング(2024年製作の映画)
3.4
完成披露試写会にて。
石原さとみが直談判で逆オファーしたという吉田監督作品、実は本作が初見。
人物描写がすごいと聞いて、気になっていた監督。

メディア側も含めちょこちょこ嫌なやつがいるけど、ボランティアや職場のやさしい世界もあって、たしかにこういう人いるよねっていう描写がたくさん。さすがです。
石原さんが全身全霊かけて心身ズタボロの母になっていたのはひしひしと感じたけど、やっぱりイメージが消え切らなかった。ちがうキャストだったらもっとリアリティがあったのかなあ…
弟役の森さんはミステリー要素を追加するうえでもとても重要かつ繊細な役を演じきっていて素晴らしかった。

個人的には青木宗高の、支える夫としての唯一のまともさがすごく心強くて、最後に寄り添ってくれた親子に耐えきれなくなった時、一緒に涙腺が崩壊した。

似たような事件があったけど、この脚本はオリジナルのよう。5/17〜劇場にて。
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