このレビューはネタバレを含みます
・大阪試写会で鑑賞、石原さとみかわいすぎた!
・神様なんていないんだな、が120分続く映画
(悪い意味ではなく)良い意味で地味な映画ではある、ドキュメンタリーみたいっていうのは正しい。空白もそうだったけど、観てて(頭を抱えながら)「あぁ〜〜、、、」って思わず口からついてでるようなシーンの連続
・石原さとみが石原さとみのパブリックイメージを壊したい?(脱したい?)んだなってひしひしと伝わる演技だった、
こちら側がびっくりするくらい憑依してるシーンも多かった
・報道、SNS、善意と悪意、悪気のない無関心、出てくる人・セリフ全てに共感できるor「共感は出来ないかもだけど、貴方の立場だったらそう思うよね」が分かるからこそしんどかった
・派手、地味な仕事とかって報道だけじゃなくて、どんな仕事にも存在してて、どんな仕事にも花形があって、でも色んな人がいて成り立ってるんだよなぁ、とか思ったり
・メインキャスト4名、それぞれに感情移入出来るようなシーンがあってよかった
----【以下自分用備忘録/よりネタバレかも?】-----
・映画を観た直後、メッセージ性などを感じることはあっても、それがどこまで自分ごと化できているのか?
自分も含めてこの映画を観たあとに果たしてどれくらいの人が過去の行方不明事件を調べたりするのか?
って思うと、悪気のない無関心はすごく多いし、この映画でさえ何かを感じたような気になっている自分に傲慢さを感じた。
とはいえ人生自分ごとに出来る範囲なんてとても少なくて、だからこそ自分の手に抱えられる範囲のことは大事に丁寧に生きたいと思えた
・警察署、ベッドの上で横たわりながら笑顔のシーン、特にすごかった
・さおりが八つ当たりとかイライラしちゃうけど元からそういう人なんじゃなくて(むしろただただ良い人で)、そうなっちゃう自分にも自己嫌悪してしんどくなる気持ち、自分が悪かったけどたった1日の息抜きすら許されないのか?それで叩かれないといけないのか?って思ってしまう気持ち、でも後悔しかない気持ち、すごくすごく辛かった
・青木崇高の、泣いてしまうところがとっても良かった
・中村倫也が報道側にいっちゃうのかと思ったら意外と自分を貫いていて良かった、映画で観てる分にはいいけど実際だとやっぱり駒井さんみたいなタイプが出世していくんだろうな、優しすぎるのかも
・弟の謝るシーンに個人的にはとても救いを感じた
・この結末を一筋の光と言っていのか?と思うくらい一筋すぎる
・2人とも窓ガラス越しに何を言ったのか気になってしゃーない
・なんでもないことが幸せ