このレビューはネタバレを含みます
ここまで心を抉られた映画は初めてかも。今年ベストになりました。
内容も石原さとみさんの演技もエグすぎる!「哀れなるものたち」のエマ・ストーン並の怪演でめちゃくちゃ引き込まれました。
中盤以降はもう石原さとみではなく完全に自分の子がいなくなった母「森下沙織里」でした。「保護された」との連絡を受け警察署に向かったものの、それが悪戯と分かってからの「表情」と「声」は脳裏に焼き付いてます。
多分約3ヶ月後の「ラストマイル」に出てくる「三澄ミコト」が素直に観れないような気がしますw
たまに入る背中のカットは同監督の「神は見返りを求める」のラストを思い出しました。
観ていてずっとキツかった。画面に生気を吸い取られたような気がします。終わってからしばらく動けませんでした。3歳の姪っ子がいる自分でもこうなったので、小さいお子さんがいる親御さんは要注意です。
吉田恵輔監督の映画は多くは観てないけど、この監督は登場人物の精神を崩壊させすぎだと思いますw
「沖田遊戯の映画アジト」というYouTubeチャンネルで吉田監督にインタビューした動画があります。「森下沙織里」に対する石原さとみさんの役作りや製作に至った経緯、次回作についての話など聞けます。