ミッシングのはりやまのレビュー・感想・評価

余白の多い物語が好き。人間は優しいようで優しくなく、優しくないようで優しかった。誹謗中傷やいたずら電話の犯人も、きっと、誰かによる優しくない行為の一被害者だったりするんだろうな、と思った。

石原さとみの演技は過度にヒステリーで、ちょっとお腹いっぱいだった。が、同時に、私たちが白い目を向ければ向けるほど、当事者はもっと壊れていってしまうような気がして、どこか居た堪れない気持ちになった。