ミッシングのRinのネタバレレビュー・内容・結末

なんばパークスシネマにて鑑賞。
子どもが失踪したことにより崩壊していく家族やその周りの人を描いた作品。
犯人を探すサスペンスではなく、人を描いたドラマ。
なので、誘拐はすでに起こっているところから始まる。
とにかく、石原さとみが娘のためならと行動するのだが、全然周りが見えなくなっており、頼れるのは取材してくれるテレビ局の砂田。
かなり依存してしまい、冷静に対処している夫の言うことも聞かずに、ヤラセで誕生日会までする始末。
見なきゃいいのにSNSを見て、誹謗中傷を見て感情が高ぶる。
とにかく、様々な場面でヒステリックな演技をする石原さとみがかなり衝撃で見てしまう映画でした。
警察で失禁するところなんか、そこまでやるかって感じやったし。
石原さとみの演技も凄かったのですが、自分がすごいと思ったのは弟役の森優作。
びっくりするくらいオドオドしてるのに、なかなかのクズっぷり。
彼の演技力も凄かった！
報道が視聴率を取るためだけに取材して、どこを採用するかを取捨選択してるのもなかなかのひどさ(^◇^;)

ホンマに重いのがずっと続くのですが、ラスト、弟が謝ったシーンと、別の失踪事件で見つかった子に対して「よかった」と言ってあげれた沙織里(石原さとみ)には救いがあったなと思えた。