いんしょーと

ミッシングのいんしょーとのレビュー・感想・評価

ミッシング(2024年製作の映画)
3.6
石原さとみ演じる母。たった一日の行動を永遠に悔やみ、希望を手繰り寄せては掴めず。あの焦燥と慟哭…苦しい。
青木崇高演じる父。夫婦共に取り乱してはどうにもならぬ、と冷静な役を買い、できることをする。その彼が涙ぐんだり嗚咽をもらしたりする場面…私も堪え切れなくなる。
当たり前ながら、行方不明は見つかるまで続く。映画の後も、続く。続いてるんだよな…
「空白」の監督なのだから、と予感していた終わり方ではあるけれど…

後悔から寄付を続ける弟、ほんの少し繋がりがあっただけだけれども自身も母になり手を差し伸べようと思った彼女、自分たちのためもあったけれでも闇の中手を差し伸べてくれた夫婦に協力を申し出るお母さん。いっときの支援や関心は、だんだんと薄れていっても。いろんな形で、支援も続く…といいな、などとは人事かしら、、