プリシラを観て。
彼女が愛し続け、好きあったまま別れたエルヴィス。彼の側から見た世界も知りたくなり、その日のうちに配信で。
エルヴィスの音楽をそこまで知っているわけではないけど、やはり彼のスタイルと>>続きを読む
映画のかなりの部分がオピオイドの薬害を、そしてその薬を売る会社を営むサックラー家の糾弾にあてているので、写真家ナン・ゴールディンとしての自分語りは少なめ。彼女が撮る写真だったり、それを撮った理由、きっ>>続きを読む
Filmarks試写会で。
強烈なノワール映画。日本でもこんなことあるのかしら。前日配信でヴァイブレータ見てたのもあり、ああ、ほんとまだまだ知らない世界が多すぎる…とも。
冒頭の藤原季節のシーンが、鑑>>続きを読む
こういう映画、結構好き。
彼には本当に家族がいたかもしれないし、
ストーカーもいたかもしれないし、
彼女にも彼氏がいるかもしれないし、
彼は1人の時には言わないことを「独り言」にしたかもしれない。>>続きを読む
上映当初、思いの外映画ファンから人気があり、目黒蓮のファンになる人がいたので、3月最後の日曜に、きゅんとしてみるかね、という感覚で。
主演2人は美男美女だし、面白いっちゃ面白いのだけれど、漫画原作、身>>続きを読む
祝日、ちょうど特別みたい映画もなかったので。前作が評判よかったし、Filmarksで今作から見るので問題ないとのレビューを読んで。
前作の人気は知っておれど、"ピンク映画" を撮る人たちの話、という>>続きを読む
ホウシャオシェン監督映画、初体験。
ああ、この監督好きだ。特集上映どこかでやってくれないだろうか…
新世紀を迎えた2001年を撮った映画。しかもそれは、もう "10年も前" のことなのだ。
スーチー>>続きを読む
「青春ジャック 止められるか、俺たちを2」を観て、"ピンク" を知り、比較対象となっていたロマンポルノ作も観てみよう、と。
あーでも、私にはまったく、だった。
なんなの…あのあんあん…すみません。
短>>続きを読む
「青春ジャック 止められるか、俺たちを2」を観て、あ、これは若松監督の“ピンク” を観ねば…!と。あーほんとに、イメージしてたのと違った。かっこいいノワール映画…内田裕也にすっかり魅せられてしまう。>>続きを読む
思いがけず時間ができて、「岡田将生のサイコパス演技…見てみるか」くらいに。
…おんもしろっ。
この映画を選んで、正解も正解。大正解!
ネタバレ厳禁、というと変に身構えちゃうけど、わかってても面白いん>>続きを読む
認知症
思い通りにならない
徐々に失っていく通常
初期が一番辛いのかな…
自分が失っていくこと、失っていることわかるから。
彼にとって、妻の存在は。
作品をいつでも応援して、悪い時もちゃかして。ど>>続きを読む
舞台挨拶付き完成披露上映での観賞。
映画に関係ないところで言うと、いやあ、中条あやみさん、魅力的な方だなぁ、なんて。
そして彼女の演技が、本作で花開いたように思う!
「食うて寝たら大概のことはなんと>>続きを読む
タイカワイティティ監督最新作。映画の始まり、ディズニーアニメのように案内役で出てくる監督。お、タイカ節始まる?と思いきや、(いや、笑いどころも満載なのだけれど)正統派でとっても素敵なほっこり良い映画で>>続きを読む
まず、この点数は本来よりも低くついていると思う。隣の席のカップル(のうちの女性)がずっとおしゃべり…最初のうちに静かにしていただけるようお願いするも、変わらず。銃撃戦では彼氏の方に「こわぁい」と体をく>>続きを読む
うぁ〜やっぱり面白い!
事前に「違う惑星の変な恋人」を観てるから、この会話のテンポ、沈黙と共に、あるいは沈黙の後にくる笑いを心待ちにして。笑
カラフルキャンディに地続きの日々を感じていると、ベンジーさ>>続きを読む
「事故」だったら良かったのかもしれない。可能性として殺人や自殺が上がった時、家族の関係性、死者の苦しみまで詳らかにせねばならない。話せば話すほど、子供には見せていない母、父の姿が彼にも伝わり…疑念は>>続きを読む
リュックベッソン監督最新作。やはりレオンの素晴らしさが忘れられず、彼の映画には期待してしまう。けれど、肩透かしを食らうことしばらく。個人的には本作も、最近のその傾向を覆すまではいかず。
ただ、バチバチ>>続きを読む
まず、「ボー」だったのか。
勝手に「ポー」だと思っていた。
というのが感想の最初に出てくる言葉…
3時間、長い…!
割と睡眠をしっかりとって挑んだつもりが、ボーが絵本みたいな世界に行くところらへんか>>続きを読む
もー、大好きな映画だった…!
一途な一方通行な恋も、
ブレやすい矢印も、
なんとなく隙間を埋めるような関係も。
大好物。
あーだこーだの会話すべてが愛おしい。
サタデーフィクションで見た大物アジア俳>>続きを読む
「簡単に手に入る情報は、声が大きい人のものばっかりだから、あまり鵜呑みにしないでほしいんだよね」
とは映画の中の精神科医の言葉。
ネットでは声の大きい人が閲覧数もかせぐだろうし、案外良くなった人はもう>>続きを読む
このレビューはネタバレを含みます
評判がすごく良いのは年末から耳に入ってきていたけれど、映画館に行くたびにかかる予告編、読んだ気になっていた原作、映画館で見るほどでもないかしら…とか思っていた。
なので、友人に誘ってもらい、見に行って>>続きを読む
ヨルゴスランティモス監督。見るのは二作目で、前作にあまりハマらなかったのもあり、少し心配してたのだけれど。杞憂だった。
原作があるとのことで、そのテーマがまずおそらく素晴らしいのだろう…と思いつつ。そ>>続きを読む
このレビューはネタバレを含みます
盲目の鍼灸師が清から戻った王の子が殺されるのを“目撃” する。
その予告を見た時から、あ、彼は見えるんだな、とは想像がつく。でも、映画の前半は本当に "見えない" 鍼灸師のサクセスストーリーのように描>>続きを読む
このレビューはネタバレを含みます
うあーー…
平日の勤務が気持ちよく終わった週末に観る配信ではなかった…!オリヴァーの、なんというか…常軌を逸した矢印、その不気味さが終始、ねっとりと画面にこびりついていて…全ては彼のやったこと、と思>>続きを読む
我が家で友人と。
DVDストックの中から、何故か持っていたけど未見の本作を。(旧作複数枚購入とかで買ったんだったけか
シーンシーンで話しながら見るのが、お家映画の楽しみ方だけれど、映画館で見てたら少>>続きを読む
作られる料理、その手際の良さ。ただ一つの作業も抜かりなく。出来上がっていく料理を見て、単純に美味しそう、手が込んでる…!一手間一手間が発見で、見ていて楽しい。
でも、その時間が長い。レシピを再現した料>>続きを読む
田辺・弁慶映画祭のグランプリ受賞作。アスペルガー傾向、発達障害の "グレーゾーン" の中高年女性を軸にした映画…という前情報ありきで観にいった。でも映画の中では診断がついているわけではなく。自分の生き>>続きを読む
面白かったー!死して冥界へ行くと生前の行いに応じて転生先が決まる。バカリズム脚本のブラッシュアップライフを思い出す。
違うのは、より良い転生には“月老”になり現世で赤い糸を結ぶと功徳が積め、また人間に>>続きを読む
香港のネオン街。たぶん「天使の涙」を見た時に覚えた感覚は鮮やかなのにどこか懐かしく。香港の夜景の象徴として頭に残っていた。そのネオンサイン。2010年の建築法等の改正により、設置高さや大きさが制限され>>続きを読む
ものすごい映画だ。脱北。北朝鮮からの脱出。「国境を越える」と一言で語れるものではない。ルート、ブローカーの目的、失敗の代償…。脱北者支援をするキム牧師への連絡は日々やまない。1000人以上を支援したと>>続きを読む
まさかの2023年映画締めくくりは、このギャグ映画!あーー、でも、笑い納め。良い選択だった気がしてる。
前作も存分に楽しんだけれど、まさか続編があり得るなんてね。藤原紀香に愛之助という実の夫婦コンビの>>続きを読む
あぁ、この冬、このタイミングで、この一本と出会えたのは、本当に幸福だった。なんとなく気分が落ち込む、しんどい映画が続いていて、映画の中の人たちに移入して。気分がしんと寒くうす暗い方向に向かっていて。下>>続きを読む
ああ、好き。
日々を過ごす。自分のための、自分が楽に過ごせる生活が板につく。静けさと少しの寂しさを時たま感じながら。日常が少し変わってしまった日。偶然の出会い、ふと目が合う。逸らす。また目が合う。そ>>続きを読む
ヴィムヴェンダース監督が撮った東京渋谷。自分はつくづくニュースや社会問題に対するアンテナ低いなあと思ってしまう(その分、映画から得る知識や体験は大きい…)けれど、「THE TOKYO TOILET」、>>続きを読む
カラフルな色彩と陽気な音楽に誘われて観に行った。絵画のイメージの中に飛び込んだかのようや色、色、色。その中に時たま現れる白黒、無機質。想像していたストーリーとは少し違って、「巨人」が何を指すか、という>>続きを読む
おもしろかった。まず。
人の人生を、間近で目撃した感覚。"近くから見ると悲劇だけど、遠くから見れば喜劇" とは彼の書いた漫才の肝に思えたけれど、この映画の距離感は絶妙だ。終盤までずっと悲劇と思って観>>続きを読む