ミッシングのたっぴーのネタバレレビュー・内容・結末

子どもが失踪した親、その家族、取材する記者を取り巻く環境を描いたストーリー。子を預けてライブに行っていた自分を責め、責められ続け身も心もボロボロになり周りに八つ当たりする母親。発達障害を持ち、失踪した際違法カジノに行っていたことに罪悪感を感じ嘘をつき続ける弟。親子に寄り添う報道をしたいが、視聴率重視の上層部と溝が埋まらないことに葛藤する記者。母親は子が保護されたというイタズラの通報で発狂する。その後、突然時間が経過した後のストーリーに移るがその時には母親の顔色が明るくなっていた。崩壊し掛けていた夫婦関係を修復させたのはきっと夫の献身的な支えがあったからだったと思う。印象的だったのは同じ沼津で失踪した子が保護されたと知った時の心から喜ぶ母の姿。美人女優の石原さとみが精神的に疲労困憊した役柄を完璧にこなしていた姿に感動した。