やすのり

ジュリア(s)のやすのりのレビュー・感想・評価

ジュリア(s)(2022年製作の映画)
4.7
 “ベルリン”の分岐点から…
 う〜む…
 人生とは、なんと奇なることよ!
 “奇”を演出する人それぞれの“希”は、偶然に翻弄され、何気ない選択や熟考を要する選択も、全てはその必然へと流されていくんだな……サイコロを振ってる神様なんて、いったい何処にいるんだ?
 
 枝分かれして淘汰された筈の人生は、それなりに劇的でもあり切なくもあり…、
 そう、ジュリアの人生…
 枝分かれした4つの人生
 4人のジュリアの為の(s)複数形…
 それぞれの紆余曲折と向き合って辿り着く結末は…

 時系列がほぼ同じで並行世界が進行してる!
 どうかするとワンシーンにジュリアが2人いる様な構成にちょっとだけ混乱しちゃうけど、繊細で緻密に描いてくれてるから追いつくのに時間はかからない 「あっ、あの世界のジュリアだっ!」が心地よい…
 そして、迎える4つの結末が…
 どれもこれも、とても清々しく、温ったかくて…
 「人生は自分で作る」…
 上手いこと言うよね、テオ…✨
 
やすのり

やすのり