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ホビッツベイのJIZEのレビュー・感想・評価

ホビッツベイ(2023年製作の映画)
3.3
1978年オレゴン州を舞台に海岸沿いの廃墟を相続した夫婦に襲い掛かる悲劇を描きだす。化け物のビジュアルや魅せ方が、学生が知恵を絞り自主制作で生み出したようなノペッとした陳腐さがありそこに集中力を奪われ残念だった。よくある前半ヒューマンからの後半スリラー、というジャンル間の移行は緩急を踏んでて夫婦の幸福の絶頂が崩れ去る一定の見応えはある。また他界した母親が遺した土地の相続という一攫千金的ストーリーのドリーム感も後半で相殺されプロットとしては盛り上がるというところか。ゆいいつ化け物による人体捕食描写は、切り詰める。夫婦の生還の有無よりも、後半で飼い犬のピンチが幾度となく訪れそこを固唾を呑み生還するかどうか見守っていた。
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