予習も終えてNTLive最新作🎭
主演のデヴィッド・テナントは知らない俳優さんだったし(『ドクター・フー』で著名な方みたいね?)、演目自体も凄くメジャーな作品とは思ってなかったので全く期待してなかったのだけど、上映開始3日目の日曜のTOHO日本橋が満席な上、パンフも売り切れ🈵
しかもこの日から大きいシアターに変更までかかった上での満席だし、その後日本橋で延長!(普段は1週間限定)他劇場でも拡大上映が未だ行われてる大好評作だった😳✨
私の感想としては、映画よりも色々感じ取れる部分があったり、シリアスな話ながらイギリスの演劇特有の間の取り方というかユーモアもあったり、演出にも緩急があったので、こちらのバージョンの方が感銘は受けた。
当時のユダヤ人が置かれていた立場というか、ナチスの台頭は不穏な影を漂わせていたとは言え、よもやこんな異常事態に陥っていくとは誰も考えもしなかった…でも気付いた時にはもう何もかも遅い…て感じのリアルさや怖さが伝わってきた…
とは言え、そんなにも反響がある程の作品とまでも感じず…世の中の大絶賛ムードがあんまり腑に落ちてない🙄
今作特筆すべきはシンプルな舞台にたった3名で演じるミニマムな演出。
3人といっても主役のハルダー役のデヴィッド・テナントは出ずっぱりながら通して1役だし、もう1人男性のエリオット・リーヴィーは複数役をこなすも出番は少なめ。
圧倒的演技の負荷がかかっているように見えるのは、ハルダーの母親、メンヘラな妻、教え子から後妻となるアン、の重めの役を演じつつ他の登場人物も瞬間的に切り替えながら演じていたシャロン・スモール👏
彼女の演技は圧巻であった✨
会話劇中心、次のセリフでは場面や会話の相手が瞬間的に変わったりするかなり集中力を要する舞台だった。
セットがシンプルな分、照明で印象を変えたり、場面転換をおこなったり見せ方もお見事だった。
未熟な私は演出面白いくらいにしか感じなかったなんど、パンフによると、この瞬間的に切り替わる演出は、人間の可変性や立場の変化と価値観の変化、犠牲者と加害者が時と場合で入れ替わることを表していたらしい。
な、なるほど!!!
基本がシンプルな分、焚書のシーンのショッキングさやヴィジュアルの強さが際立つのも面白かった🔥📚
ハルダーの頭の中で音楽が聴こえてくるって設定は映画よりも意味深く感じられた🎼
今作で2023年のNTLive Japanは締め!
今年もなんとか全作制覇することが出来た😋✨
今年は残念ながらイマイチハマれない作品の方が多かったかな〜😅
でもライフオブパイ🐅は過去ベストだったからそう言う思うと良きシーズンだった🥹
来年のラインナップがまだ何も発表されてないけど、アンコールの『イェルマ』は未見なので観に行かねば!