このレビューはネタバレを含みます
2章までのお話で凶行に走るジャンウェンに全く共感出来ず、現代の台湾ってこんなしょうもない奴にも甘々なんだなと。
が3幕で始まるif物語で2章までの群像劇のパズルピースがピタッとハマり、ああ成程ボタンをかけ違わなかったら皆が幸せになる道もあったのか…と思わされてからの、加害者被害者の逆転劇にはそうきたかと。
運命の悲哀ではあるんだけど、やっぱり心を律しきれない人から堕ちていくというのか。でも今幸せな人もかけ違えば…だもんなぁ。誰の身にも不幸は降りかかるのだから、一時の感情に呑み込まれず冷静に判断しようぜって感じなのかな。
3章後のもう一つのifで終わるのが、鑑賞者としては救いな気持ちになれた。