のくさび

きっと、それは愛じゃないののくさびのレビュー・感想・評価

きっと、それは愛じゃない(2022年製作の映画)
4.9
面白かった。

ロンドンに住むお隣さん同士。

片方はパキスタン人のファミリー、もう片方は所謂白人の親子。

幼馴染のような感じのゾーイとカズ。

敬虔なムスリムの家庭に育ったカズは親の勧めでお見合い結婚することに。

たとえ相手を知らなくとも愛情は育んでいけると言うカズに、結婚までのプロセスをドキュメント映画として撮らせて欲しいと懇願するゾーイ。



以下ちょっとネタバレあります↓↓↓


























仲の良い友達だと思っていたけど片方が他の誰かと結婚するなんて聞いて初めて自分の気持ちに気づく…という王道な展開ではあるが、ゾーイの母親のマイクロアグレッシブっぷりや、カズの家族達がいないことにしているもう1人の娘の存在、たとえお隣さんでも別の世界に住んでいるというセリフなど見応え充分。

たまに笑えるし、ゾーイの母役エマトンプソンの顔芸というか表情最高。


そしてゾーイ役リリージェームズのセリフはガラスの天井と戦う全ての女性に刺さると思う。

ゾーイの婚約者だったマイムーナのキャラも良いね。


ゾーイが母にゴリ押しされて付き合った獣医さんから「話したいことがある」と言われた時、
これは別れ話かプロポーズよね?って言ったけど
プロポーズの方が正直嫌だったんじゃないかなーとか考えたりもした。




個人的にキスシーンで終わるのが嫌だったのでマイナス0.1だったかな。
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